iDeCo(個人型確定拠出年金)の加入者が300万人を突破

厚生労働省によると2023年7月末時点でiDeCo(個人型確定拠出年金)の加入者数が約302.6万人となったそうです。ついに300万人突破です。

2022年4月に受給開始年齢の上限引き上げ、同5月に加入可能年齢の拡大、そして同10月に企業型DC加入のiDeCo加入要件の緩和などの制度変更があり、特に10月の要件緩和がiDeCo加入者増に大きな効果を生んだようです。

企業型DC加入者はマッチング拠出を優先する選択もありますが、iDeCoの方がより低手数料(低信託報酬など)の商品を選べる選択肢が増えます。もっともiDeCo加入により国民年金基金連合会等に支払う毎月の手数料が発生しますので企業型DCのマッチング拠出増加かiDeCoかの選択は冷静に判断したいものです。

2024年開始の新NISAの登場でiDeCoの影が薄くなっていますが、拠出時の所得控除や受け取り時の退職所得控除、公的年金等控除が活用できるiDeCoならではのメリットも存在します。

60歳まで引き出さずに済む範囲の金額でiDeCoを始めるのも遅くはありません。

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